御前崎市は日本でも有数のマリンスポーツの拠点であり、首都圏や中部地方から年間10万人もの利用者が訪れています。一方、海洋レジャーの増加に伴い水難事故が発生しており、安全確保が急務となっております。
御前崎渚の交番スマイルではこの海の安全確保の為、御前崎シーバードプロジェクトを推進しています。
シーバードとは
シーバードプロジェクト
シーバードの活動を全国へと広げ、水上バイクを軸として、地域と海のつながりや海の関係者同士のつながりを広げることで、縦割りの壁を超えて、多様な関係者が分野横断的に関わり、次世代に海を引き継ぐために、海の課題の解決を目指すプロジェクトです。
NPO法人日本青バイ隊、 NPO法人ウォーターリスクマネジメント協会、 NPO法人パーソナルウォータークラフト安全協会、 公益財団法人日本財団 の4団体が幹事団体となり、全国52地域(2022年時点)でシーバードが発足し、プロジェクトを推進しています。
シーバード御前崎
御前崎渚の交番スマイルによるシーバード活動が「シーバード御前崎」です。
シーバード御前崎の活動例
水難事故発生時には海上保安庁や地元警察・消防と協力し、水難者の救助を行います。
サーフィン大会等のマリンイベントへ、水上バイク&レスキュー隊員を派遣します。
レスキューの訓練を実施し、スキルを向上・維持します。
民官合同水難救助訓練の模様
定期開催される、海上保安庁、消防署、警察署との合同訓練の模様です。
PWCレスキューライセンス
シーバード御前崎では、 NPO法人ウォーターリスクマネジメント協会 が発行する、水上バイク(PWC)によるレスキューのライセンスを取得しています。
PWC: Personal Water Craft
パトロール活動の内容
パトロール方式
御前崎渚の交番スマイルでは警察の認可を受けた「青色防犯パトロール(略して青パト)」車両を有しており、このパトロールカーにより巡回を行います。パトロールを行う隊員は毎年、警察により実施される青色防犯パトロール講習を受講し、必要な知識を身に付けています。
パトロールエリア
御前崎市内の沿岸付近のエリアをパトロール対象とし、御前崎海岸・浜岡海岸や御前崎港(ただし一般車両侵入可能範囲に限る)、マリンパーク御前崎などが主な巡回・監視対象となります。
行 動 内 容
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安全面
- 海岸利用者に対しての安全で楽しく利用していただく為の情報提供
- 海岸危険箇所の把握並びに報告
- 水難事故防止の啓発
- 傷病者に対する対応
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環境面
- 海岸への車両乗り入れに対する啓発及び抑止活動
- 海岸利用者に対しマナーの向上を図る活動
- 大型漂着ゴミ・危険物や不法投棄の把握並びに報告
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防犯面
- 海岸付近の車上荒らし多発地域の自主的防犯活動
- 海岸利用者に対する防犯啓発
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防災面
- 津波警報などの災害情報発令時の初動対応
- 海岸利用者に対する防災情報の伝達及び周知
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その他
- 海岸利用状況の把握のための調査
- 上記事項の為必要と思われる活動
パトロール隊員の心構え
- 海岸パトロールの実施者としての自覚及び使命を認識し、水難事故防止及び利用のマナーについて、他の模範となるよう努めています。
- 活動に関わる全ての知識・技術向上に努め、有事の際にいつでも対応できる体力づくりを行っています。
パトロールの様子
表 彰
2014年10月、私達が行っているビーチパトロールが海岸付近の車上荒らし等の犯罪の抑止に多大に貢献していると評価いただき、菊川警察署(※)から感謝状を頂戴しました。
御前崎市は菊川警察署の管轄です。