自然環境保全事業

Environment protection
美しく大切な砂浜を未来

私たちの生活の基盤である自然環境は様々な問題に直面しています。海も例外ではなく、海洋ゴミや海岸浸食など、多くの問題を抱えています。

御前崎の綺麗な海岸を維持し、後世に残す為、私達は海岸清掃活動(ビーチクリーン)や海岸浸食問題に取り組んでいます。

Beach cleanビーチクリーン
ビーチクリーンは海岸のゴミを撤去し綺麗にするだけでなく、参加者に海洋ゴミ問題への意識付けを行います。

御前崎渚の交番スマイルでは海浜エリアの美化活動「ビーチクリーン」を定期的に、又はマリンイベント開催時に実施しています。またマリンイベントでは、その参加者にもご理解いただき、ビーチクリーンに協力いただいております。

ビーチクリーンの様子

ブルーサンタ・ビーチクリーン

海の日に、みんなで青いサンタクロースになってビーチクリーンを行います。 ブルーサンタとは

どすこいビーチクリーン

相撲部屋の力士の方々と一緒にビーチクリーンを行います。 どすこいビーチクリーンとは

ビーチクリーンの強い味方

ホイールローダー

履帯(キャタピラ)でなくタイヤで走行するブルドーザー。降り積もった土砂の撤去や、大きな流木などの重い漂着物の運搬をこなします。

ビーチクリーナー

砂浜の表面をすくって、小さなもの(土砂)と大きなもの(流木や漂着ゴミなど)を振るい分ける事で効率よく砂浜の上のゴミを収集する、ビーチクリーンの為の専用車両です。

Issue海岸浸食問題について
御前崎を含む遠州灘の砂浜が年々減少している事実をご存じでしょうか。数十年前の砂浜はもっと広く、岩など出ていなかったはず。

海岸の砂が減少すると・・・

  • 護岸堤に直接波が打ち付けることによる県道佐倉御前崎港線の崩落の危険性
  • 道路に打ち上がる波により通行車両への危険性が増加
  • 国の天然記念物であるアカウミガメ産卵地の減少
  • 岩の露出によるマリンスポーツ愛好者の怪我の増加、など

早急に行政と連携し対応をしていかなければいけません。

静岡県知事に要望書を提出

2012年9月、私達の代表である石原理事長が当時の静岡県知事である川勝平太様との対談へ出席させていただける機会をいただきました。対談の中でウインドサーフィンの聖地と呼ばれる御前崎海岸の砂の減少問題の対応をしていただけるとの回答をいただき、御前崎海岸の養浜対策に関する要望書を改めて静岡県知事へ提出させていただきました。

要望書の内容

  1. 応急処置として、マリンパーク御前崎内の砂の撤去作業により搬出された砂を御前崎海岸に運搬し敷設すること。
  2. 浜松市中田島砂丘の事例を参考にし、年間50,000m3以上の砂を確保し、御前崎海岸へ敷設すること。

実 績

御前崎市/袋井土木事務所/御前崎港管理事務所など関連団体の皆様のご支援により、堆積砂の県予算移設費を組んでいただきました。以下はその実績です(2016年現在)。

施工時期搬入砂量搬入場所
2013年 6月3,000㎥尾高と坂下の中間
2014年 1月8,000㎥坂下
2016年度12,200㎥

今後も御前崎の財産である砂浜を次世代に残していく為にも、関連団体と協力・連帯を取りながら活動していきます。

養浜工事の様子